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アンネ・フランクはひとりじゃなかった アムステルダムの小さな広場 1933-1945
¥4,620
著者 リアン・フェルフーフェン 訳者 水島治郎 訳者 佐藤弘幸 ヒトラーが政権を掌握した1933年、アンネの母親エーディトは、母国ドイツからアムステルダムに家探しにやってきた。物語はここから始まる。 ドイツは1940年にオランダを占領、そしてフランク一家が隠れ家に消えるのはその2年後だ。しかし潜伏までの約8年間、アンネは家の前のメルウェーデ広場を親友たちと「少女ギャング」よろしく闊歩し、小さな子供たちの世話をやき、隣人たちと豊かな時間を過ごしていた。 一方、アンネの親友たちとその家族はどうなったか。外国に脱出する一家もあったが、大半は拘束され、収容所に送られた。 著者は、この広場でかつてくり広げられたユダヤ人住民の日常、祭り、迫害、密告、抵抗の一部始終を、元住民へのインタビューや史料の渉猟から再現する。大きな歴史を反映した、小さなコミュニティの物語だ。 (出版元HPより)
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人は愛するに足り、真心は信ずるに足る
¥1,078
中村哲 著 / 澤地久枝 聞き手 一九八四年に医療援助活動を開始してから二〇一九年に凶弾に倒れるまで、戦乱と劣悪な自然環境に苦しむアフガンの地で、人々の命を救うべく身命を賭して活動を続けた中村哲医師。良き聞き手を得て、自らの個人史的背景とともに、熱い思いを語った肉声の記録、待望の文庫化。遺志を受け継ぐ現地スタッフのメッセージを収録。(版元HPより)
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隠れ家と広場 移民都市アムステルダムのユダヤ人
¥3,960
著者 水島治郎 アンネ・フランクとスピノザは、ともに迫害されて故国を離れ、アムステルダムにたどり着いた移民二世だった。世界から人々を引きつけるこのグローバル都市は、すでに400年にわたって移民や難民を受け入れてきた「寛容」な街だ。とくにユダヤ人の受容では、西欧でも有数の規模を誇る。そして街の随所にある広場は、市民の日常生活の場であると同時に、移り住んだばかりの新参者にとっても、都市社会になじみ、人と繋がる重要な空間だった。アンネも引っ越してから8年間、思いっきり広場で友だちと遊んでいた。 しかし1940年、ナチ・ドイツが侵攻してユダヤ人迫害がはじまると、アンネ一家のように隠れ家に潜んだ人たちもいたが、最終的にはオランダから10万人を超えるユダヤ人がアウシュヴィッツなど強制収容所に送られ、その多くが死亡した。 他方アムステルダムでは、保育士、大学生、法律家などさまざまな人々が、命がけでユダヤ人を支援するレジスタンス活動に加わった。現在、世界のあちこちで戦火は絶えず、難民が増えつづけている。日本にとっても、この街の経験は示唆的だろう。 なお、アンネとオードリー・ヘプバーンは同い年。このふたりの人生は、意外なかたちで交差する。戦争に翻弄されるなかで、いくつもの物語が生まれた。(版元HPより)
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体験者「ゼロ」時代の戦争責任論
¥2,640
SOLD OUT
宇田川幸大 著/内海愛子 著/ 金ヨンロン 著/芝健介 著 体験者の声が遠くなるなか、戦争責任論の継承と発展はいかに可能か。世代を超えた徹底討議により、責任論の可能性を未来へ開く。(版元HPより)
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戦争と児童文学
¥3,520
繁内理恵 フィクションだからこそ、伝えられる真実がある。公立図書館に勤務しながら児童文学書評ブログで1600本を超える評を書いてきた著者が10の物語から掬いとった真実が、大人である私たちの目を開かせる。 ヒロシマの記憶、内戦と子ども、民族と戦争。顔の見えない戦争、普通の家庭にやってきた戦争、基地のある日常。戦争責任と子ども。そして、あの日の記憶を受け継ぐこと。(版元HPより)
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ヒトラー、権力までの180日
¥3,850
SOLD OUT
ティモシー・W・ライバック 著 山田美明 訳 トラーはなぜ「合法的」に権力を掌握できたのか? 世界の運命を決めた半年を克明に描く! 本書は、アドルフ・ヒトラーがドイツ首相に任命されるまでの約半年間(ナチスが議会で第一党になった1932年7月末~ヒトラーが首相になった1933年1月末)の緊迫した政治プロセスを、当事者の日記やその時々の新聞記事を使って精密に描き出した歴史ノンフィクションです。(出版元HPより)
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水平線を歩く
¥1,540
のせなな 出兵前夜の青年たちが遺した言葉に、いまを生きる私から返事を綴る—— 14歳の時、知覧の特攻平和会館を訪れてから、戦争体験と記憶の継承をめぐる課題に心を寄せ続けてきた著者・のせなな。第二次世界大戦末期に戦没した日本の学徒兵の遺書を集めた遺稿集『きけ わだつみのこえ』への「きわめて個人的な視点」からの応答をとおして、戦争を体験していない世代による「記憶の継承」の新たなアプローチを試みたエッセイ集。(出版元HPより)
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名前もないカフェ
¥2,255
ローベルト・ゼーターラー 著 浅井晶子 訳 その店には、居場所のない人々が集まった。ささやかなぬくもりを求めて──。 戦争の名残をとどめるウィーンで、孤児院で育った男が開いた小さなカフェ。市場で身を粉にして働く者、盛りをすぎたプロレスラーなどそれぞれ孤独を抱えた人々が、束の間の居場所を求めて集まる。ドイツ語圏のミリオンセラー『ある一生』の著者が描く、働くことと生きることのかすかな輝きが静かな感動を呼ぶ長篇小説。(出版元HPより)
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それでも人生にイエスと言う
¥1,870
SOLD OUT
著者 ヴィクトール・E・フランクル 著 山田 邦男 訳 松田 美佳 訳 全世界に衝撃を与えた『夜と霧』の著者がその体験と思索を踏まえてすべての悩める人に「人生を肯定する」ことを訴えた感動の講演集。
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ペンと剣 増補新版
¥2,530
エドワード・W・サイード 著 デーヴィッド・バーサミアン 聞き手 中野真紀子 訳 パレスチナの闘う知識人・サイードの入門書を復刊。和解と共生をあきらめない思想をわかりやすい言葉で伝える名インタビュー集。 (出版元HPより)
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終わらぬ歴史 ホロコースト
¥4,840
著者 ダン・ストーン 訳者 大山晶 解説 武井彩佳 ホロコーストを重要史実と位置づけ記憶の継承をめざす「ホロコースト意識」は、段階的に発展してきた。戦後数十年間の無関心、1980年代から活性化した教育、90年代に爆発的に高まった関心。今ではホロコーストがテーマの小説や映画が毎年のように作られている。しかしそれは陳腐化(工場での大量生産のような虐殺というイメージ、アウシュヴィッツとの同一視、生存者の感動物語)や悪用(ホロコースト否定論、ヒトラー礼賛)にも結びついた。 関心の高まりだけでなくその反動にも目を向け、ホロコースト意識を歴史研究の成果に接続することが必要だ。本書はこうした問題意識にヒストリオグラフィー(歴史学の歴史)の世界的研究者が応えたものであり、領域横断的な最新研究を統合してホロコーストを描き直している。 ホロコーストは本当のところ、どうして起きたのか。私たちはなぜそれを矮小化してしまうのか。ヨーロッパ各国の協力は、実際どのくらいの規模だったのか。ホロコーストに教訓はあるのか。 ホロコーストの歴史は収容所の解放で終わらない。ナチ礼賛の極右が台頭し、「ヒトラーは良いこともした」と言われ、ユダヤ人国家がガザでの虐殺を非難される現在と、それは連続している。「ヒトラーは否定されたのではなく、打ち負かされたのだ」。終戦時に放たれたこの言葉が、今ほど深刻に響く時はない。 (出版元HPより)
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失われた子どもたち 第二次世界大戦後のヨーロッパの家族再建
¥6,600
著者 タラ・ザーラ 監訳 三時眞貴子 監訳 北村陽子 訳者 岩下誠 訳者 江口布由子 第二次世界大戦によって、ヨーロッパでは前例のないほど多くの家族が引き裂かれた。ナチ帝国の崩壊後、何百万人もの人びとが、愛する家族を探して大陸をさまようことになる。他方で、この惨状を前にして、避難民の子どもたちの生を再建しようと努力した人びとも大勢いた。 国連諸機関と人道主義組織による「失われた子どもたち」の救済活動は、いわば、個人主義、普遍主義、そして国際主義に彩られた新時代の幕開けの宣言となった。その象徴が「子どもの最善の利益」というスローガンだった。 しかし著者ザーラは、多様な人びとの証言などを含む膨大な一次史料をもとに、彼らが子どもの最善の利益を、結局は国民主義的な観点から定義し、その枠組みで子どもと家族を処遇したことを実証してゆく。
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神様のファインダー 元米従軍カメラマンの遺産
¥1,650
著者/写真 ジョー・オダネル 編著 坂井貴美子 日本の教科書にも掲載された「焼き場に立つ少年」をはじめ、終戦直後の広島・長崎を撮影した元米従軍カメラマン、ジョー・オダネルの生涯、反戦・反核活動を、その妻・坂井貴美子氏が綴る。オダネル氏が、40年もの長きにわたり封印してきた写真をこの世に出したのは、あるキリスト像との出合いがきっかけだった。人生を見守る神の導きと米国人としての後悔、日本人への共感に突き動かされた足跡をたどる。
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他者の苦痛へのまなざし
¥2,200
スーザン・ソンタグ 著 北條文緒 訳 現代社会における際だった特徴は、世界中で起こっている悲惨事を目にする機会が無数に存在するということである。戦争やテロなど、残虐な行為を撮った映像はテレビやコンピューターの画面を通して日常茶飯事となった。しかし、それらを見る人々の現実認識はそうしたイメージの連続によってよい方向へ、例えば、戦争反対の方向へと変化するだろうか?
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ガザについて歴史は何を語りうるのか
¥2,860
エンツォ・トラヴェルソ 著 渡辺由利子 訳 歴史を知ることから抵抗は始まる 10・7以後のガザでの危機的状況は、いかなる歴史的背景のなかに位置づけられるのか。それをジェノサイドと呼ぶことは、ただちに反ユダヤ主義となるのか。反ユダヤ主義、シオニズム、ジェノサイドといった概念の歴史を繙くことで、西洋における言説の歪みを浮き彫りにする。ヨーロッパのユダヤ人の近現代史を長年研究してきた歴史家による、抵抗の書。
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増補版 敗北を抱きしめて 上
¥3,300
著 ジョン・ダワー 訳 三浦陽一,高杉忠明 敗戦後日本人の苦難の歩みを描いて、日本中に感動を巻き起こした名著の写真増補版。旧版の2.5倍以上に増補された貴重な写真は、著者みずからによって本文といっそう緊密に組み合わされ、敗北を抱きしめて立ち上がった民衆の類まれな経験を語り尽くす。ヴィジュアル史料と文字史料が織り成す陰影深い戦後史像の誕生。 「岩波書店HPより」
